古くから様々な文化と多くの民族が交錯してできたスペインは、イスラムが8世紀にもわたりイベリア半島を支配したためその影響は大きく、建築や芸術などが豊かな文化遺産として残されている。
美しい街並み「セゴビア」は小さな街だが、スペインの魅力の街の一つとなっている
マドリードから北西に位置し、バスで1時間ほどの場所にある「Segovia(セゴビア)」は、日帰りで観光ができ、世界遺産にも登録されている城塞都市。
三大名所と言われているアソゲホ広場にある「Acueducto Romano(ローマ水道橋)」
スペインで最も新しいゴシック様式「Alcazar de Segovia(アルカサル)」
格式の高い「La Catedral de la SantaCreu i Santa Eulalia(カテドラル=大聖堂」
などは、世界的にも有名だ。建てられた時代背景は異なるが、それぞれに迫力があり、その歴史ある美しい街並み全ての建造物が見事に調和し、見る者を圧倒する。
なかでも、ほぼ完全な状態で受け継がれている古代ローマの巨大な水道橋「AcueductoRomano」は、全長813メートル、横幅は2.4メートル。
セゴビアの象徴であるローマの水道橋「AcueductoRomano」。精巧で美しいスタイリッシュな外観。
大小様々な花崗岩を積み上げ、128か所もあるアーチ部分も石を上手く組み合わせ接着剤など一切使わず、古代ローマ人の手によってつくられた。
水道橋は、丘の上や市街地に水を供給するために建てられ、実際に19世紀末まで利用され、18キロも離れたフリオ川から水を引く役割を担っていたという。
2000年近く経っても変わらずに存在している建造物で、いまもなお人々を魅了し続けている。
ずっしりとしたイメージの石造りの橋は、石を組み合わせただけでバランスが保たれ、伝説が生まれた。
水道橋の中央にはマリア像と十字架が飾られている。
セゴビア旧市街は歴史的建造物が数多く残っている。
沢山のお店が立ち並び、歩いてショッピングができるセゴビア旧市街。
コメント