奈良県に立っていながら、川を挟んで一方が和歌山県、もう一方が三重県。
瀞峡(どろきょう)は珍しくも3県にまたがる崖と川の絶景だ。
日本で唯一の飛び地として有名な「北山村」があることで、この地域には三県境(さんけんきょう)と呼ばれる県境が5か所も存在する。
瀞峡の主流である北山川には筏下りがあり、エメラルド色の穏やかな清流を下りながら、断崖絶壁の渓谷を楽しむことも出来る。
そんな瀞峡の崖っぷちにて、100年以上前の大正6年に創業した食堂がある。
「瀞ホテル」という名前なのだが、現在は宿としての営業はしていない。
かつて自然災害で廃業したのち、2013年に4代目が継承して喫茶として再開。
奈良県の指定文化財にも選ばれたこのレトロな喫茶店は、いつか再び旅館として再開すること目指して再建中である。
※建物の修繕・維持工事を行う為、冬季期間は4月上旬頃まで休業。
歴史ある瀞ホテルの宿泊部屋から、自然豊かな瀞峡を眺められる日が来るのが待ち遠しい。
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